トラックドライバー甲子園 Driver New deal Association

トラックドライバー甲子園
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トラックドライバー甲子園アワード

第1回トラックドライバーアワードダイジェストムービー

1.オープニングセッション / 開会宣言

「トラックドライバー甲子園アワード」の開会を告げる
オープニングムービーと、大会実行委員長の高嶋民仁による開会宣言。
運送業界を変える一大イベントが、今始まります。

トラックは、陸送によって国民生活を支える重要なライフラインの一つです。にも関わらず、トラックドライバーや運送会社を巡る環境は、決して恵まれたものではありません。「この業界を、もっと良くしたい」D.N.Aは、同じ夢を共に見る仲間が集まって誕生しました。「トラックドライバー甲子園アワード」は、私たちの仕事の中にある“夢”と“誇り”を見つけ出すための場所。そして、トラックドライバーの魅力を同業者をはじめ、多くの人たちに知ってもらうための場所でもあります。

今回が第1回の開催となる本イベントは、トラックでいえば「1速」での走り始め。積み荷は決して軽いものではありませんが、私たちなら必ずや目指すべき場所へと駆け抜けられるはず。どうか、その目で見守ってください。これから回を重ねていくごとに、業界の先頭を走る存在になっていければと思います。

2.情熱のプレゼン

企業価値の向上のために取り組んでいる、熱き活動内容のプレゼンテーション。
数あるエントリーの中から厳選された、登壇発表する2社のご紹介です。

江川ネクストジェネレーション株式会社ライフサポート・エガワ/東京都

「ドライバー不足」解消に立ち向かう
社内変革・創造のエンジンは「若手社員の活躍」

会社概要
住所東京都足立区入谷9-22-4
HPhttp://www.egw.co.jp
設立1962年
従業員数748名(内パート371名、2013年5月時点)
特徴関東を中心に複数の拠点を持ち、コンビニエンスストアに並ぶ可視・食品類の共同配送を手がける
定年退職によるドライバー不足を見据え

“平均年齢45歳”――ドライバーの高齢化や若手の管理職候補の不足など、会社が直面する経営問題を解決すべく立ち上がったスタッフ。それが“ENG(エガワネクストジェネレーション)”です。  “ENG”は、代表・江川哲生さんが「目立つ社員を選んだ」ほかには、立候補したメンバーによって構成。事務スタッフやドライバーなど、20・30代の若手を中心に、2013年の春に結成されました。 その目的は“ドライバーの人材不足の解消”。10~20年後には現在いるドライバーの半数近くが定年退職してしまうことなどから、新入社員を増やし、ドライバーの人員不足を補うために社内を良くするにはどうすればいいかを考え、さまざまな活動に取り組んでいます。

一人ひとりにアンケート手渡しの誠意

最初に行ったのは、本社を含む8つの事業所と9つの配送センターで働くほぼすべてのスタッフに、社内満足度のアンケートを関東近郊・遠方では滋賀県までお願いしに行くことでした。 「『これで何か変わるの?』とも言われましたが、一人ひとりに手渡しで主旨を説明し、誠意が伝わったのかもしれません」と話すように、600枚近いアンケートは約90%の回収率を記録。その結果は各営業所の掲示板で発表したほかにも社内報に掲載し、会社全体で情報を共有しています。 その後は、アンケートの結果を受けて、“ユニフォームの素材を汚れが落ちやすいものにリニューアルする”“倉庫内の照明をLED電球に交換して作業をしやすくする”などの取り組みを実施。また、“ENG”の活動の様子をFacebook(フェイスブック)で紹介することで、スタッフやその家族・取引先・就職活動中の学生に向けて、社内環境の改善をアピール。若手・女性が中心の“ENG”の存在が社内外のスタッフや学生の興味・共感を集めたことなどから、新卒採用の成果が上がっています。 「昔のトラックドライバーは、日本を支えているんだという気概を持った人がたくさんいたように思うんです。でも、いまは労働環境の変化などから、そういう人が減ってしまっている。

チーム・セイワセイワ輸送株式会社/千葉県

「一匹狼」の間に生まれた絆(きずな)
お客様満足度100%を目指す中で築いたもの

会社概要
住所千葉県千葉市若葉区加曽利町367-1
HPhttp://www.seiwa-yuso.co.jp/
設立1971年
従業員数25名(2013年、11月時点)
特徴積載車・キャリアカーによる商品自動車の輸送(新車・中古車、関東近郊)を手掛けている。
「“一匹狼”の集まりだった」

“お客様満足度100%”。それがチーム・セイワの取り組みです。「スタッフにとって“いい会社”であるためには、安定した生活と福利厚生が大切。そのためにも、まずはお客さまの満足度を上げることで売り上げアップにつなげよう、というのが目的」とセイワ輸送の事務所スタッフ・大月喜貴さん。同社が“いい会社”を目指すのには、次のような背景がありました。 「8ヶ月ほど前までは、仲が悪いわけではなかったけど、基本的には“一匹狼”の集まりでした」と、事務スタッフの新倉伸江さん。「やることさえやっていればいいでしょ」と最低限の仕事しかせずに、スタッフ同士のやりとりは「おはよー」「おつかれー」というあいさつ程度。そんな現状を危惧した代表・杉本竜彦さんの「いい会社にしよう」という一声がきっかけだったといいます。

同じ方向を見て仕事をするために

「いい会社って、なんだろう」――そう考えた時に行き着いたのが“一人残らず、同じ方向を向いて仕事をする”こと。そのためにまず行ったのは、“仲間が頑張って働く背景を知る”ことでした。一人ひとりが「家族のために」「カッコイイ車に乗るため」など、働く理由をスタッフの前で発表。仲間のことをより深く知ることで、徐々に絆(きずな)を深めていきます。

目標を共有することによる変化

スタッフの結束力の強まりは、社内全体の雰囲気にも影響を与えました。顧客の満足度を把握するために行った顧客アンケートは、2%だった回収率がドライバーの積極的な働きかけによって100%に。目標を共有することで、ドライバーの身だしなみの統一や各キャンペーン・サービスなどに社員一丸となって取り組み、満足度は現在90%を記録。この半年以上に及ぶ取り組みを、ドライバーの石井豊和さんは次のように振り返ります。 「取り組みをきっかけにお客さまと話す機会が増え、距離感が縮まることで仕事も楽しくなった。あとは、自分を含め、スタッフが周りのことを考えて協力するチームに生まれ変われたのが大きな変化だと感じています」――お客様満足度100%を目指す中で、かけがえのないものを手に入れました。

3.パネルディスカッション

「私は、この仕事に誇りを持っている!」トラックドライバーの未来を仲間と共に考える

来年は、あなたが壇上に立っていてほしい。
「共に学び、共に成長し、共に走り続ける」ということ

このパネルディスカッションは、トラックドライバーの未来のために、業界に携わるさまざまな立場・視点から意見交換をしよう、というものです。「トラックドライバーが誇りを持って働く」そのために、私たちはこれから、何をしていけばいいのでしょうか。それを、共に考えていければと思います。そして、来年開催予定の第2回大会では、今客席に座っているあなたの大切なドライバーにこそ、壇上に上がり、発表をしてほしいのです。それが、共に学び、共に走り、共に走り続けることだと私たちは考えます。すべてはトラックドライバーの未来のため。私たちのこの仕事を、自分が、仲間が、心から誇れるものになるよう願います。

パネラー紹介

中田 信哉なかだ しんや神奈川大学名誉教授

1941年生まれ、島根県出身。大学卒業後に入社した明治乳業株式会社で、営業担当として問屋・小売店・病院を回る。そこで猛威を振るうスーパーの姿を目にし、流通革命のウォッチャーに憧れる。1969年に公道財団法人流通経済研究所に入所、システム開発センターに所属。83年、神奈川大学経済学部助教授。89年、同教授。2012年、同名誉教授。『物流の知識』(共著、日本経済新聞出版社)ほか、著書多数。

関根 隆弘せきね たかひろ(株)関根エンタープライズ代表取締役

1971年生まれ、埼玉県出身。1991年に創業し、95年に関根エンタープライズを設立。2003年に株式会社へと組織変更し、現在は4つの営業所を構える。10年に株式会社関根ロジスティクス、11年には関根エンタープライズ神奈川を設立。埼玉県越谷市倫理法人会で副会長、埼玉経営研究会で委員長をそれぞれ務めている。

川北 辰美かわきた たつみ(株)カワキタエクスプレス代表取締役

1964年生まれ、三重県出身。1989年から運送業を営み、98年に株式会社カワキタエクスプレスを設立。自社の代表のほかにもロジネット協同組合理事長、三重北ネットワーク協同組合理事、一般社団法人日本海外引越協会理事、三重県トラック協会鈴鹿支部役員を務めるなど、幅広く活動している。

益子 嗣ましこ たかし金澤運輸(株)ドライバー

1987年生まれ、茨城県出身。茨城県内での運送会社勤務などを経て、2012年に金澤運輸株式会社に入社。現在は大手メーカーの化粧台やタイル、カタログなどの運送を任されている。毎日安全に、お客さまのもとへ商品を届けることを心掛け、運転のプロとしてプライドを持って仕事をしている。

ファシリテーター紹介

角井 亮一かくい りょういち(株)イー・ロジット 代表取締役

1968年生まれ、大阪府出身。2000年、株式会社イー・ロジットを設立。同社は、160社以上から通販物流を受託する通販専門物流代行会社。物流人材教育研修や物流コンサルティングを手掛けており、代表のほかにも同社のチーフコンサルタントを務めている。日本物流学会理事。『物流がわかる(日経文庫)』(日本経済新聞出版社)をはじめ、著書多数。著書は国内のほかにも、米国・中国・韓国・台湾で出版されている。

4.MVD〜Most Valuable Driver〜

トラックドライバーの模範となる、すばらしいドライバーを表彰します。
第1回大会では、「ほかの企業が次の日から真似して取り組める」を審査基準に、
“MVP”ならぬ“MVD”4名を選出。その取り組みについてご紹介します。

花積 義次はなづみ よしつぐ若林運送(株)/福島県

“安全”への強い意識に高評価
愛社精神と仲間への
思いのもとに

1979年生まれ、福島県出身。
トラックドライバー歴は約10年。若林運送には2004年に入社。固形石けんなどの製造に使われる苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を運んでいる。ダンプカーのドライバーである父に憧れたのが、現職に就いたきっかけ。

若林運送株式会社の会津営業所で働く花積さんは、同社の取引先の企業が主催する安全活動で、2010年度から3年間、1位・2位・1位という成績を収めています。 同活動は、無事故の走行距離をはじめ、不安全設備や業務効率に関する改善提案などを対象にポイントが付与され、年間を通じた合計ポイントによって表彰されるというもの。「事故を起こして会社や荷主さまに迷惑を掛けるのは申し訳ない。だれかに見られている、見られていないは関係ありません。安全を守ることは、やらなくてはいけないことなんです」と花積さん。 同社代表の若林権太郎さんは「自分の安全を守るだけではこの順位にはならない。仲間の安全、荷主さまの評価につながる活動を積極的に行ってきた結果。毎日200~300台以上のトラックが運行する、大手メーカーの物流子会社の主催でこの成績は誇らしい」と話します。 また、若林さんが「仰天した」と話すのは花積さんの結婚式に出席した時のこと。ウエルカムボードの横には、若林運送のカラーリングを施したラジコンカーが飾られていたといいます――愛社精神と仲間への思い、仕事に対する工夫は「当たり前のこと」。数時間掛かる日々の除雪作業も淡々と、確実に行います。

近藤 圭こんどう けい(株)ウインローダー/東京都

“36(サブロク)協定”違反者
ゼロを継続
リフレッシュして仕事のクオリティを向上

1987年生まれ、福島県出身。トラックドライバー歴は4年。株式会社ウインローダーには2010年に入社。同社の西多摩支店に勤務し、食品・雑貨品・建築資材など、さまざまな積み荷の運送を担当している。

長時間労働が常態化している道路貨物運送業。東京都では、立ち入り調査を行った244の事業場の内、130の事業場において労働時間違反がありました(=東京労働局、2012年)。そんな中、ウインローダーの西多摩支店では法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超えた時間外労働を認める労使協定(通称“36協定”)の違反者が激減。“36協定”違反の撲滅に取り組んだ一人が、近藤さんです。

「指定休が取れない状態が続いていた一昨年の春、会社から“36協定”の話が出てきたんです。調べてみると、西多摩支店での時間超過は最大でも10時間ほど。1日休めば協定時間内に収まると思い、みんなに呼び掛けました」

そこで、比較的荷物が少ない月曜と土曜は一人当たりの荷物量を増やし、ドライバーが一人休めるように配車を調整。各ドライバーが隔週で連休をとれるようにして、協定違反者を8ヶ月連続で0人にすることに成功し、労務費の削減にもつなげています。

「みんなが休めるようにすることで、休日希望を出しやすい雰囲気になりました。しっかりリフレッシュすることで日々の業務の質も上がるはず。忙しい時期の調整がいまの課題です。みんなで協力して、その環境をつくっていきたい」

進藤 拓実しんどう たくみ(株)関根エンタープライズ/埼玉県

人を育てる企業の
象徴的存在
“毎日事故”から“毎日デジタコ100点”に

1971年生まれ、東京都出身。トラックドライバー歴は16年。関根エンタープライズには2009年に入社。現在はカップラーメンなどの食品をはじめ、足場用の鉄パイプ、衣類などを運んでいる。「再び大型車のトラックドライバーになる」ことがいまの目標。

「お前、くやしくないのかよ!」――10歳近く年下の上司に厳しい言葉を投げかけられる姿を見て、上司の小山さん(=写真)が進藤さんに言った言葉です。2009年の入社当時のことを、車両に傷をつけてしまったり、追突事故を起こすなど、「不注意が原因で毎日のように事故を起こしていました」と話す進藤さん。そんな進藤さんを変えたのが、今回の推薦者でもある小山さんの冒頭の言葉でした。

「……くやしいです」と答えた進藤さんに小山さんが提案したのは「事故を起こさないようにデジタコ(運行記録用の計器)で100点を取ろう」。その後60点台だったデジタコは90点台を記録し、見違えるように事故が減少。わずかな速度超過も許されない“100点”の記録は約1年、無事故記録は約2年継続しています。“人を育てる”が企業テーマの一つである関根エンタープライズ。いまでは、その進藤さんが新しい社員を教育する際の模範的な存在になっています。

「年齢に関係なく本気で怒ってくれた方をはじめ、熱くなってくれる上司がいてくれるのが、うちの会社のいいところ。トラックドライバーは物を運ぶ日本の動脈なので、その意識を忘れずに、これからも安全運転を心掛けていきます」

森島 慎悟もりしま しんご(株)マルヒデ運送/愛知県

トラックドライバーの誇りのもとに、
事故予防と信頼関係築く“3つの取り組み”

1984年生まれ、岐阜県出身。トラックドライバー歴は10年。食品会社のドライバーを経て、2007年に株式会社マルヒデ運送に入社。同社ではドライバーリーダーとして、事務所での業務のほかにも食品の運送を手掛けている。

「キレイな車に事故は無し」という考えのもと、約半年前にスタートした“合同洗車”。二人以上のスタッフが一緒にトラックの洗車を行うというもので、「継続することで、“気付き”のレベルを高めていきたい。スタッフ間のコミュニケーションも生まれる」と発案者の一人である森島さんは話します。

食品を運ぶ車両の清潔さを保つほかにも、事故の予防を目的とした同取り組み。現在では、会社に戻ると「だれかが洗車している」といいますが、「周りを巻き込んでいく難しさを感じました。スタッフの多くが手伝ってくれるようになったのは4ヶ月経った頃」。しかし、“合同洗車”のもう一人の発案者である上司の存在もあって「孤独を感じることはなかった」と振り返ります。ほかにも、対面式の“元氣点呼”、積み荷先で円陣になって行う“元氣朝礼”で仕事への意識を高めている同社。森島さんは、その3つの取り組みを率先して習慣化してきました。

「多くの“モノ”は、トラック輸送なしには人の手に届きません。世界を支える――それぐらい誇り高い仕事だと思っています。だからこそ、事故はあってはいけないし、スタッフとのコミュニケーションが大切。そのための取り組みなんです。活動を通じて、社内のコミュニケーションが増えて雰囲気も良くなった。うれしい副産物です」

5.グランドフィナーレ/閉会宣言

D.N.A理事長「杉本竜彦」による閉会宣言。
本大会をご覧になった運送業界の方々に
次回の『トラックドライバー甲子園アワード』
の壇上に立ちたいと思っていただければ幸いです。

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